コミュニケーションの達人に学ぶ
さんまさんに学ぶ!初対面の人とコミュニケーション
初対面の人との話の広げ方
連日テレビで大活躍する明石家さんまさん
タレントとして、各方面で引っ張りだこの人物の一人である明石家さんまさん。
さんまさんの番組の形式で多いのは、大人数をゲストで読んで、話を振って、広げていく、という形式。
この形式の場合は、話を広げることが、結構難しいと思うのですが、
さんまさんはいとも簡単にやってのけてしまいます。
そこには、どのような秘密があるのでしょうか。
さんまさんの話を広げる技術
『踊るさんま御殿』の中でのゲストとのやり取りをみていて、
コミュニケーション能力の高さを垣間見たので、
その点から紹介をさせて頂ければと思います。
下記は、ゲストの方とのやり取りです。
(さんまさん)最近、ドラマに出られてますよね?
(ゲスト)はい!主演が決まりました。
(さんまさん)芸能界には、長くいらっしゃるの?
(ゲスト)そうですね。もう6年ほどになりますね。
(さんまさん)最初は、モデルをやっていたんだよね?
(ゲスト)はい。ファッション誌のモデルをやっていました。
(さんまさん)今後は、女優さんを目指すの?目指している人はいる?
以上が、『踊るさんま御殿』の中での、ヒトコマでした。
会話の間の相槌などは省略していますが、
大まかな会話の流れは、こういった具合に、話が進んでいました。
実は、この話の流れで、さんまさんはコミュニケーションのテクニックを使っています。
さんまさんが使うコミュニケーションのテクニック
実は、さんまさんはこんな風に、話を構成しています。
(現在の話)→(過去の話)→(未来の話)→(現在の話)
(現代の話)から始まり、(過去の話)に振って、(未来の話)をします。
そして、最後に(現代の話)に戻るのです。
実は、この話の流れは、カウンセリングの流れを組むコミュニケーション手法なのです。
あなた自身に置き換えてみると、いかがでしょうか。
「現在」、「過去」、「未来」を共有されると、
なんだか親近感がわきませんか?
これは、心理学的なアプローチとして、とても有名なものですが、
一瞬でコミュニケーションが取れている状態を
作り出すことが可能なテクニックなのです。
最初のうちは、難しいかもしれませんが、
少し意識して行うだけで、とても簡単なものですよ。
常に第一線で活躍している人のコミュニケーション能力を観察していると、
本当にいろいろなことに気づくことになります。
売れっ子の方には、それだけの理由があるように思うものです。