コミュニケーション能力~聴く力と話す力
コミュニケーション能力を”聴く力”と”話す力”の二つの能力に分けて考えてみましょう。
[聴く力]
人の話を聴く能力というと、「聴力?」と思われる方が少なくありません。耳ならよく聞こえるよ、と冗談交じりで言われる方も多いです。しかし、コミュニケーションを考えたとき、人の話をきちんと聴く能力というのは実は大変なことなのです。
結構、人の話を黙って聴いているのは辛いものです。
どなたでも経験があると思いますが、つい人の話の途中で口をはさむことしてませんか。話の腰を折られた人はあなたが思うよりもずっと嫌な思いをしています。話の腰を折られたくらいでそんなに大げさな…と思われるかもしれません。
しかし、相手の話を最後まで黙って聴くのは結構能力が必要とされる行為なのです。
さらにコミュニケーションスキルとして話をしっかりと聴くためのテクニックもあります。ただ聴くだけでなく、相手が本当に話したいことを引き出すという高等テクニックもあります。
[話す力]
自分が本当に思っていること、本当に伝えたいことを言葉にして、相手に分かるように話すというのは相当、高等テクニックです。誰でも話す能力を持っていると思われるかもしれませんが、実は言葉を知らない、言葉の選び方を間違っている、声が小さい、相手の目を見ない、というネガティブ要因によってコミュニケーションが上手く図れていない人が少なくありません。
コミュニケーションスキルというのはこういった様々な能力を上手く働かせるために開発されているのです。
アサーティブ・コミュニケーション
『アサーティブ』という言葉を御存知でしょうか。
英語で”assertive”といった場合、”意見・主張のはっきりとした”とか”自己主張の強い”という形容詞になります。しかし、アサーティブ・コミュニケーションといった場合にはもう少し違った意味合いが含まれます。
[アサーティブ・コミュニケーションとは?]
人間と人間が一緒に活動する職場では、意見の違う人と協働しなければなりません。同じ職場の人、取引先の人、上司や部下、人間関係は複雑にからみ合っており、意見が全く同じだというケースの方が少ないのが当たり前です。
人と意見が衝突した場合、いくつかの対処法があります。
1.相手の意見を受け入れ、自分の意見を押し殺す
2.自分の意見を主張し、相手の意見を否定する
3.無視する
4.相手の意見を尊重し、自分の意見も主張する
などなど。
意見がぶつかった場合、攻撃的になる人も少なくありませんが、それでは人間関係が崩れてしまいかねません。そこで自分の思いを率直に伝えながら、相手の気持ちにも気を配り、人間関係を損なうことなく目的を達成するための会話術が、アサーティブ・コミュニケーションというテクニックになります。
しかし、相手の意見を尊重しつつ、自分の意見を主張するというのは簡単なことではありません。会話術に加えて、所作や視線の配り方、話の聞き方などいくつものポイントを押さえたコミュニケーション・スキルが必要となります。
そこでアサーティブ・コミュニケーションを学ぶコミュニケーションセミナーが人気となっているのです。
コミュニケーション能力~傾聴
職場、家庭などのあらゆるシーンでコミュニケーション能力が必要とされていますが、コミュニケーションに欠かせない能力の一つが「傾聴(けいちょう)」と云われています。傾聴は、心理カウンセリングやコーチングなどで活用されているテクニックで、人の心にある悩みや苦しみを素直に引き出し、その原因をつきとめるためにとても有効とされています。
コーチングにはいくつかの種類がありますが、代表的なのは「ビジネスコーチング」です。企業の管理職が部下の育成、指導に取り組む際のノウハウ体系のことです。このコーチングに必須の能力として、「傾聴のスキル」、「質問のスキル」、「承認のスキル」があります。良好なコミュニケーションを実現するためのポイントが「傾聴」、「質問」、「承認」の3つであるといえます。
傾聴とは、ズバリ『人の話をきちんと聴く能力』のことです。人の話をただ「聞く」のではなく、注意を払ってしっかりと「聴く」ことが傾聴です。座る位置や姿勢、態度に配慮することで、さらに相手の話を深く聴くことができますし、相手も話しやすくなります。話し手は、聴き手次第だということです。話し手が一生懸命話している間、聴き手が無反応だったり、ひたすら下を向いて必死にメモをとるだけで相槌もせず、頷いてもくれないとなると話し手が話す気力を失ってしまいます。
次に、質問の仕方というものがあります。質問するということは、自分が望む答えを相手から引き出すことにあるのであって、相手を責め立て、傷つけ、自己満足を得ることが目的ではありません。それ故、ある事象の原因を探る場合は、「人」にフォーカスするのではなく、「事」に注目します。
最後に、人は認められることでやる気を出すものです。相手の欠点を指摘するのではなく、長所を積極的に褒めるようにする承認によって成長します。
コミュニケーション能力~テクニック~
コミュニケーション能力についてお話しています。
前回、コミュニケーションは反応にこと意味があるということをお話しました。
これは、相手に自分の考える内容がうまく伝えることができなかったときに、「相手の理解力が足りないだけだ」と相手にコミュニケーション能力が備わっていないということを押しつけることがあります。
しかし、NLPではそれは相手の責任ではなく、相手にちゃんと理解してもらえたり、受け取ってもらえるような表現や態度をしなかった自分に責任があるという責任転換をしない考えがあります。
コミュニケーションに責任をもって、相手を尊重しながら自分を変化させる働きかけをすることこそが大切だと考えそのためには、どの様にしたらいいのかということを提案しているのです。
その考えの中でも代表的なものとしては、「ラポールテクニック」や「代表システム」という考え方があります。
これらの考えかたはNLPビジネスコンサルティングなどで正しい知識を身につける方が確実なのですが、このブログでも簡単にお話したいと思います。
ラポールテクニックを簡単に言うと、相手を早くうちとけることができ、相手の本音を聞き出すことができるという方法で、代表システムというのは、相手が視覚優位か聴覚優位かもしくは、身体感覚が優位なのかを判断してそれに合わせて表現を変化させることで、自分の考える内容をスムーズに伝えるテクニックのことを言います。
これらはNLPでセラピーを行うような人にも用いられるテクニックの1つなのです。
使い方を間違えると本当に恐ろしいテクニックの1つであるとも言われています。
コミュニケーション能力~反応こそが成果~
コミュニケーション能力についてお話しています。
もう一度おさらいではないのですが、質問したいと思います。
あなたはどのような時に「コミュニケーション」がうまくいかなかったと考えるでしょうか?
・相手が自分の意見に理解を示さなかったとき
・相手の本音がきけなかったとき
・相手に自分の考えを同意してもらえなかったとき
・相手が自分の話を理解することができなかったとき
これらは、自分が相手に告げる前に期待していた反応と違ったときにおこることであり、このことでコミュニケーションがうまくとれなかった・・、自分にはコミュニケーション能力がないんだと感じる人は少なくないようです。
しかし、NLPでは反応が自分の想像していたものと違った場合のことを失敗とは言わずに、フィードパックにすぎないと言っています。
NLPトレーナーの資格を持った人が開催するNLPセミナーに参加すると、私の言っていることもより理解していただけると思うのですが・・・
このNLPで言うところの失敗ではなくフィードバックにすぎないという考えは、「相手の反応がコミュニケーションの成果である」というNLPのかんがえにあります。
コミュニケーションというのは、相手の「反応」にこそ意味があるということなのです。
期待している反応が得ることができなかった場合は、その反応を受けて自分がどのように言葉や態度を変えればいいのか?ということがわかるのです。
コレがNLPのコミュニケーションの考え方なのです。
コミュニケーション能力~ストローク~
コミュニケーション能力についてお話しています。
小学校の国語の教師をしているのですが、大人の方にもコミュニケーションの能力を磨いてもらうために、小学校レベルの話だけではなく、もっとレベルの高い話も交えてコミュニケーション能力というものについてお話しています。
今回は、前回にも出てきた「ストローク」についてお話をしていきたいと思います。
ストロークとは、自他の存在や価値を認めるための言動や働きかけといったように定義されています。
私たちが日ごろ行っているコミュニケーションとは行ったり来たりとやり取りや交流をしているという考えのことです。
何かをしてもしていなくても相手に何かが伝わればストロークを発しているということになり、肯定的なプラスのストロークと否定的なマイナスのストローク、他には相手の好意や業績と引き換えの条件付きストロークだったり、その人の存在や人格そのものに対して与えられているストロークがあるのです。
NLPを学んでいる人や、NLPでカウンセリングを行っているような人には、当然理解されているようなものなのですが・・・
このストロークというのは、プラスのストロークはプラスを呼びマイナスのストロークはマイナスを呼ぶといわれています。
ストロークについていま一つ理解できない人もいると思うので簡単に説明したいと思います。
プラスのストローク
受け取って心地よいもの「すごい、素敵、素晴らしい、やったね」といったもの
マイナスのストローク
不快感や苦痛を味わうこと「へたくそ、ダメだ、うざい、馬鹿だ、無視、仲間はずれ」など
条件付きストローク
うまくいったら~してあげるといったようなこと
非条件付きストローク
相手の声を遮らずにきくこと